%3Aquality(90)%2F&w=3840&q=75)
Grafana Pages:データをインタラクティブな体験に変える、Grafanaの次の進化
情報について話し合う時間と同じくらいの時間を、その準備に費やしていないでしょうか。グラフを集め、ビジネスレポートを確認し、変化の理由を説明するGitHubのアクティビティを探す。追加の質問が出るたびに、また同じ作業を繰り返すこともあります。
そこで、ObservabilityCON 2026にあわせて、Grafana Cloudの新機能「Grafana Pages」を紹介します。必要なものを説明するだけで、実際のデータ、コンテキスト、操作に基づいたライブのアプリを、数分で作れるキャンバスです。新しい種類の可視化からスライド、さらにはゲームまで、限界は想像力だけです。
現在パブリックプレビュー中のPagesでは、Grafanaですでに利用しているデータを使い、Grafana Assistantとともにインタラクティブなビューやツールを作れます。コードもセットアップも不要で、エクスポート、アップロード、デプロイの手順もありません。パネルを固定のグリッドに並べる標準のダッシュボードとは違い、必要なものを説明し、会話を通じて改善し、チームと共有して、必要に応じて探索したり見返したりできます。

Pagesでできること
Pagesを使えば、使い慣れた環境で、Grafana Assistantの力を借りながら、信頼でき、安定して動き、スケールする(ミニ)アプリを作れます。
汎用的なソリューションでは、組織に固有のユースケースが抜け落ちることがよくあります。しかし、Pagesなら、インシデントのビュー、ランブック、デプロイのトラッカー、経営層向けの報告、顧客向けのステータスページなど、自分たちの情報ハブを簡単に作り、自分たちで管理できます。
今すぐPagesを作る方法を、いくつか見ていきましょう。
既存のデータ接続を土台にする
社内ツールを機能させるには、まず有用なデータに接続する必要があります。Pagesは、Grafanaですでに使っているデータ接続を土台にするため、運用とビジネスの情報をまとめる出発点になります。
取引量をサービスのパフォーマンスと並べたり、本番環境のトレンドと関連するコンテキストをもとに、リリースのレビューを作ったりできます。可視化の細かい機能をあれこれ考えて行き詰まるのではなく、チームが答えるべき問いに沿って、体験を形づくることに力を注げます。
次の質問には、同僚が自分で答えられるようにする
共有したビューから、最初は考えていなかった質問が生まれることもよくあります。ある人は、特定の地域への影響を知りたいかもしれません。別の人は問題がいつ始まったのかを尋ね、さらに別の人は、どのサービスが変化を引き起こしているのかを知りたがるでしょう。
Pagesには、フィルター、時間範囲のコントロール、ドリルダウンを含められるため、同僚はこうした質問を自分で調べられます。概要から始めて、地域やサービスに絞り込み、裏付けとなる詳細を確認するまで、誰かに別のレポートを用意してもらう必要はありません。
作ったものを再利用し、アイデアをさらに広げる
このようにして作成したページは、一度作れば、次のレビューのときに新しい時間範囲で見返せます。どの比較や詳細が重要かがチームでわかってきたら、Assistantを使って改善できます。
Pagesのリミックス機能を使えば、良いアイデアをさらに育てられます。同僚が便利なデプロイのトラッカーを作ったとします。あなたは、それをより幅広いリリースのレビューに拡張する方法を思いつくかもしれません。同僚のページを出発点に、自分の視点を加えれば、どちらもゼロから作らずに済む、新しいものができあがります。
見ているものを信頼できる
ページは、人が信頼できてこそ役に立ちます。すべてのページは、グラフや数値の背後にあるクエリ(ソース)を保持しています。そのため、Assistantの言葉をうのみにせず、値がどこから来たのかを確認できます。作ったページを検証するには、Grafana CloudのExploreモードでソースを開き、同じ時間範囲で同じクエリを実行して、ページの表示と比べます。そこから、さらに掘り下げることもできます。
Pagesは、すでに持っているアクセス権限も土台にしています。Grafana Cloudで設定済みの既存のデータ接続で動作し、すべてのリクエストに、Grafanaの権限とデータソースのポリシーがこれまでどおり適用されます。Slackへのメッセージ送信やHTTPリクエストなど、データの読み取り以外の操作をページが行う場合は、実行前に、Grafanaが送信先と値を表示し、確認できるようにします。
実際に作られている例を見る
Grafana Labs内で作られた初期の社内事例を見ると、ビジネスの監視からリリースのツール、視覚的なストーリーテリングまで、Pagesで作られている体験の幅広さがわかります。
このセクションでは、そうしたプロジェクトの一部へのリンクを紹介します。いくつかのページは、この記事に直接埋め込んでいるので、ここで操作することもできます。
運用を回す
Pagesは、トリアージ、監査、キャパシティのレビューにつきものの、タブの行き来をなくせます。以下の例はどれも、データを集め、重要なものを順位付けし、そのまま対応につなげられます。
Triage:デモアプリのAstronomy ShopとBankの本番環境のネームスペースにわたって、サービスの健全性を確認します。Triageは、SLOのバーン(エラーバジェットの消費)、エラーとレイテンシの劣化、発火中のアラートを浮かび上がらせます。最も緊急性の高いサービスを選び、同じビューから調査を開始できます。
Service health:SLOのエラーバジェットを消費している、または使い切ったサービスを確認できます。サービスを選ぶと、指定した時間範囲で、トラフィック、エラー率、p95レイテンシ、発火中のアラートを詳しく調べられます。
Rightsizing:KubernetesのCPUとメモリのリクエストを、実際の使用量と比べます。過剰にプロビジョニングされている、またはリソースが不足しているワークロードを見つけ、修正した場合の月額コストを確認し、推奨されるリクエストの変更をまとめたパッチを作成できます。
Alert Noise Audit:最もノイズの多い発火を生んでいるアラートルールを見つけます。それらを、フラッピング、常時発火、正しく機能していない、夜間の呼び出しに分類します。保留期間(pending period)や、発火を継続する時間(keep firing for)の設定などの修正案を、適用する前に確認できます。
データを探索する
Observatory:Astronomy Shopのリクエスト率、エラー比率、レイテンシ、サービスの呼び出し経路、最近の注文が、インタラクティブな星図として表示されます。最も忙しいサービスほど明るく輝き、失敗した呼び出しが目立ちます。1件の注文が、星図の上でサービスからサービスへと渡っていく様子を追うこともできます。
The Restless Planet:USGS(米国地質調査所)の最近の地震活動が、指定した任意の期間について、スクロールして読むストーリーになります。地震がどれくらいの頻度で起き、どこに集中し、そのエネルギーがどう分布していたかを示します。期間を変えると、すべての文章が再計算されます。
ストーリーを伝える
Pagesは、ダッシュボードに限りません。数値はライブのまま、形式だけを変えられるので、結果の発表にも使えます。
Week in Review:Astronomy ShopとBankのサービスの健全性、SLO、アラート、レイテンシ、コスト、顧客について、1週間を振り返るレビューです。発表者ノート付きで操作できるスライドデッキになっていて、月曜日の会議にそのまま使えます。
Stack Wrapped:スタックの1週間を、ストーリー形式で振り返ります。リクエスト、レイテンシ、アラート、SLOのパフォーマンス、地域別の売上、クラスターのコストを取り上げます。タップで進むカード形式で、共有しやすく作られています。
遊び心で
Tail Run:本番サービスのレイテンシとエラーのデータを1分刻みで並べた区間の中を、ゲームのように飛び抜けます。p99レイテンシが天井を、エラー率とレイテンシの中央値が床を決めます。プレイしながら、サービスがどう動いていたかを確認できます。
チームが何度も繰り返している質問から始める
Pagesは、今日から作り始められます。まずは、ダッシュボード、レポート、接続済みのツールを行き来する必要がある、定期的な作業を1つ選ぶことをおすすめします。誰が結果を必要としていて、何を探索できるようにすべきかを明確にしましょう。そのうえで、接続済みのソースを使って、Assistantにそれを説明します。
たとえば、このプロンプトをAssistantで試してみてください。
取引データと決済エラーのデータを使って、店舗運営のページを作成してください。地域を比較し、店舗を選択し、時間範囲を変更できるようにしてください。欠損しているデータははっきり表示し、ソースへのリンクを含めてください。
最初のバージョンを試し、代表的な値をソースと照らし合わせて確認し、実際に使う人と一緒にコントロールを改善していきます。次の依頼としては、「前週との比較を追加し、決済エラーを取引のトレンドの横に並べてください」などが役立つでしょう。
最も閲覧されているダッシュボードをページに変えて、フィルターやドリルダウンを加えるとどうなるかを確認することもできます。
いずれにしても、チームの準備作業を1回分でも減らせるものから始めることをお勧めします。ページを作成し、質問が変わるのに合わせて改善を続けてください。最初の下書きは数分でできあがります。そこからは、長めや短めの反復で、改善を重ねていけます。
ObservabilityCON 2026が開幕しました! 主要な発表をまとめたブログ記事もチェックしてください。
Grafana Cloudは、メトリクス、ログ、トレース、ダッシュボードなどを始める最も簡単な方法です。私たちは、充実した永久無料枠と、あらゆるユースケース向けのプランを用意しています。今すぐ無料でアカウントを作成しましょう!