
Grafana Beylaの概要
Grafana Beylaは、Go、C/C++、Rust、Python、Ruby、Java(GraalVM Nativeを含む)、 NodeJS、.NETなどで書かれたHTTP/gRPCアプリケーションの自動インスツルメンテーションを 可能にするOSSプロジェクトです。これはeBPFをベースにしており、Linuxカーネルの さまざまなポイントに独自のプログラムをアタッチできます。
多くの場合、アプリケーションオブザーバビリティのためにアプリをインスツルメンテーションするには、 デプロイメントまたはパッケージに言語エージェントを追加したり、手動でトレースポイントを 追加したりしてから再デプロイする必要があります。Beylaを使用すると、ソースコードを変更することなく、 単一のコマンドですべてのサービスをインスツルメンテーションできます。
BeylaはGrafana Labsで開発が開始され、2023年に発表されました。このプロジェクトのミッションは、 eBPFを活用してユーザーがアプリケーションオブザーバビリティを迅速に開始できるようにすることです。 収集されたテレメトリデータは、Grafana Labs LGTMスタック(Loki、Grafana、Tempo、Mimir)と 相関させてフルスタックなオープンソースオブザーバビリティソリューションを提供できます。
Grafana Labsは、Grafana Beylaプロジェクトの開発を主導しており、GrafanaにBeylaのファーストクラス サポートを組み込み、Grafana Labsユーザーが必要なBeylaサポートとアプリケーションオブザーバビリティ 機能を受けられるようにすることに誇りを持っています。